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CMOM小説短編 CMOM小説のうち、長編ではない小説を記載している。 ~Card Master CMOM -My turn- 特別編~ 極悪非道の店長・竹竿 筆者:竹竿さん 全4話。 エクリR団の幹部「嘉門竹竿」の店「BAR・TAKEZAO」。 そこにやってきてしまったツグモたちは、竹竿の極悪非道なぼったくり商売につき合わされ・・・ ~Card Master CMOM -ザマス turn-~ 原作者:ティアさん 改変者:BlastWarsさん 全1話。 「Card Master CMOM -My turn-」1話の「--第1話 ある日、少年は出会った--」のパロディ。 文章の語尾のほとんどに「ザマス」がついている、なんともカオスな仕上がりになっている。 関連項目 CMOM小説ファンサイト (ここから短編が閲覧できる。)
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─── 狭い世界を身近に感じた事なんて、ここに来る前は一度もなかった。 ─── 忌々しい、なんてクソ忌々しい世界。 ─── 善者など滅び朽ちてしまえ。 ─── そして、いつも思い、行きつくのだ。私はなんて無力なんだろう。 ========================================== 突然ですが、自己紹介をさせてください。 私の名前は燈陽園深明(ともしびぞの しんめい)。29歳で、もうすぐ三十路です。糞が…。 しがない収集家で、表では特に有名なわけではないですが、裏では割と有名です。 ただ、私のお宝を見る人間は『悪趣味』『キモチ悪い』などと罵る者ばかりです。 まぁ、それは仕方がないし、もうとにかく面倒臭い為否定もしませんよ。 面倒臭いので、簡易に言うと私は死体収集家です。それもニンゲン専門のね。 その人間の目が恐ろしいので、遙か東に地を掘り、こうして再び最高の家を手に入れました。 左を見れば岩。 右を見れば岩。 上を見れば土塊。 下を見れば土そのもの。 まぁ、それはいいんですよ、別に。 私の趣味を、他人に理解されるとは思いません。 故に私は生涯孤独ですが、構いません。 とんでもない前科があるので、働けもしませんがそれも構いません。 私は、ポジティブシンキングが得意で、尚且つ自給自足が十二分にできる技術があるから構いません。 趣味を行う為だけに生きる人生ですが、構いません。 それが私の天命であり、運命だからです!構うこたぁないんですッ! 「なんて…素晴らしい人生だ…。」 この発言自体は気休めかも知れませんけどね。 焚き火が温かいです。 外は吹雪で寒いです。 今は冬なのでしょうか。そうなのでしょう多分。知らんけど。 私は、鹿の肉を食べながら目を横に流しました。 視界に現れたのは小さな女の子の…死体。 綺麗な無表情で死んでいました。 寝息を立てるわけでもなく、はたまた大きな傷があるでもなく。 ほぼ無傷で小さな命は最初からなかったのです。ついでに服もなかったのです。 この名前も知らぬ国では、人が死んでもそれほど大多数は騒ぎません。 私の知っている道徳を教えていないのか、どうしてなのかわかりませんが。 私はまた鹿の肉を口に運ぶと少女の冷たい体に手を触れます。 まさしくそれは消えた蝋燭のように虚しくあるだけでした。 私は最後の鹿の肉片を口に運び、ゆっくり咀嚼します。 ちなみに、肉は焼き具合はレアです。美味です。 咀嚼を終えると一息をつき私は今日も行動を起こします。 私は少女の肌にメスをいれます。 少女の内臓に少々の細工をする事で腐敗を避けるのです。 それにしても、この少女は美しすぎる。 アルビノのような白い肌。 光るような錯覚さえ覚える、異様すぎる白い髪。 天使のような眩さを感じました。 その裸体を目にして、私は久しぶりに性的な興奮を覚えてしまったのです。 しかし、なんとか抑えます。 このような私にも理性というものは多からずも存在しているのです。 それをわかっていただきたい。 「さて、こんなものか。」 私は、平然と、慣れきった手つきで、少女の大腸を取り出します。 まぁ実際には取り出さないけども。 美しいものを眺めるように、うっとりとそれを私は見ます 常人なら、反吐が出るであろうこの状況下、私は幸福に包まれていました。 これは必ずよいものにしようと決めたのです。 そんな時。 「おい、アンタ。」 「………?」 私は突如幻聴に襲われました。 どこからともなく少女の声が聞こえてきたのです。 「どっち見てるんだ…?ここだよ、ここ。」 まさか。 変な汗が顔を伝いながらも、恐る恐る視線を少女の顔に向けました。 「何か、口に入れるものはないか?できるだけ食べれるもので。」 胆力が凄まじいと定評のあった私が、思わず後ずさってしまいました。 簡単に状況を説明すると。 腹に穴を開けた(私が開けた)いた少女が、半目で私に語りかけていました。 しかし、私は疑り深い人間でした。 すぐにこのような非現実的状況を信じるほど、私の脳は柔らかくないのです。 「………。」 取り敢えず、無言でオペを続行してみます。 「あっあっ、やめてよちょっと。内臓は恥ずかしいから。それに痛いし。」 やはり幻聴…いや、幻覚か。 仮にまだ生きていたとしても…いや、本当に仮に。だってあの時肌を触った時、マジで死んでたしね。 全然余裕で冷たかったわけだからね。生きている筈がないしね。 そう、仮に。仮に、仮に…仮に生きていたとしてもです。 このような年端もいかぬ少女が柔肌を切断されていって、悲鳴の一つもあげないわけがないじゃないですか。 『それに痛いし』ってなんスか。『恥ずかしい』とかいう意味不明な言動の後にくる言葉がそれですか。今更ですか。 私はとにかく目の前の幻覚を信じなかった。 寒すぎておかしくなっているのだろう。私はとっととオペを済ませ、眠ることにした。 そうだ、眠ろう。これの後はぐっすりと死ぬように眠ろう。 「あっ、ちょっ…ダメっ!ダメだってぇ!」 少女が変な声を上げている………?いや違うこれは幻聴です幻聴でした。おめでとう。 私は自身の汗が、どんどん濃厚になっている事に気づかない。それだけ焦燥しているのだ。 得体も知れない物の前に対する、焦燥・恐怖心を無意識に理性で抑えつける私。 それは思った以上きつかったらしく… 『内臓を開き腐敗を防ぐ特殊な薬を注入し、肌を痕跡なく閉じる。』という、私にとって作業化され慣れ切ったものが非常に長く感じたのです。 手が震え、顔は汗まみれ。 何故なら手術中にしょうじょの喘ぎ声がわたしの脳をこだましそのなかにいくつかりせいをゆるがしかねないはつげんが── ──岩でできた天井だ。ここはどこだ。誰が何と言おうが、私のマイホームに違いない。 意識が覚醒して約一秒後。脳内でそのようなイカレた自問自答をすると、身を起こす。 自作のランタンの炎が、この土臭い部屋を縦横無尽とはいかないがある程度照らす。 外は相も変わらず吹雪模様だ。ヒュウヒュウと風がうるさく、耳障りで仕方がない。 さて、私は相も変わらずと言いましたね。 はて、私はいつ寝ただろうか。 さてはて、寝る前の記憶が曖昧になるなど、ここ数十年はなかったというに。 度重なる排斥と蔑視の中、一分一秒ともその理性を緩ませたことなどなかったこの私が…。若干ショックです。 このような辺境の地に着ても、それは勿論揺るがずだ。 私の性格は、その人生を象徴しているとも言える素晴らしいものなのだ。 まさか、もうすぐ三十路だからだろうか。いやいや、年齢は関係ないでしょう。きっと。 普通に思考が脱線していた。やはりどこかおかしいのか。元々だったか? 私は、寝る前の記憶を思い出そうとして、考えながら目を流す。目を流すのは癖でした。 だから、こうして視界にオペ済みの少女の死体が映るのも無理はないという道理です。 少女の死体は、石の椅子に座りながら微小を浮かべていました。 何故か口をふくらませている…何か口に含んでいるのだろうか? ……悪趣味なオブジェを作ったものだ。 自分の趣味を悪趣味と罵る馬鹿がどこにいるのだろう。 あぁ、馬鹿は私だった…と思考した所である事に気づいたのです。 「死体が笑うか。私にそんな技術はないわこの戯けが!」 「あんた…随分長いノリツッコミだねぇ…」 楽しい人だ、と声を上げて笑う少女。 そう、私はもう後ずさらない。 少々寝たら頭が冷えたのだ。 同じ過ちは繰り返さない主義でもあるしね。 「まず、質問をさせてくれたまえ。」 「どうぞ。」 人と話すのも、これまた数十年ぶりである。 だからといって緊張はしない。 してたまるか…こんな少女の緊張などしてみろ深明。 私のプライド許さないぞ深明…。 「ではまず…あなたは何者ですか?」 私は、自作の木製テーブルに手をつき、ゲンドウのポーズで少女に聞いた。 グラサンが欲しいが、生憎私はまだ三十路前だッッ!!故にきっとゲンドウは似合わないだろう。 「んー、それは自己紹介を求めているのかな?私は人葉 飛編(ひとのは ひあみ)と言う。好きな食べ物は飴と「違うわボケ!」…ぬぅ…」 「あなたは死体であるにも関わらず…ましてや大腸&小腸をボロボロ取り出している最中に、さも当然のように目を開いた。 その上第一声が『何か口に入れるもの無い?』だと?戯けるもの大概にして欲しいですね…。」 少女相手に大人気なさすぎる気がするが、こんなのはあまりにナンセンスな例である。 死体に聞く口は持ち合わせちゃいないってことです、はい。そもそも少女だし。 「すまんすまん、そう睨まないでくれ。ジョークだから。」 「ジョークだったの!?」 素で言っているのかと思った。 コイツの素直そうな見かけはもう信用しないと私は心に決めました。 「私は天から堕ちた悪魔の末裔。人間の名前は借り物だけど、それでも人並みの常識はあるよ。」 少女は笑顔でそう述べました。 嘘をつけ。それら全てに大して嘘をつけ。 と、言って全否定したいところだが…。いや、それでも一部は否定できるけどね。 「取り敢えずあなたは人並みの常識をもつ全ての生命体に謝ってね。どこの世界に内臓を取り出されて動じない人間がいるの?」 「イタイケな少女の内臓を一心不乱に取り出そうとするあんたに言われたかないがねぇ。」 「ぐ…まぁ…それは…そうですネ…」 寧ろ否定されてしまった…。 まぁ…こんな日もあるよね…。 「ハァァ…疲れた…猛烈に疲れた。」 溜息をこれ見よがしにつくと、私はテーブルに頭を伏せる。 今日は、特にこれと言って少女死体という名の地雷しか発掘していない一日でしたが…猛烈に…強烈に疲れました。 先ほども言いましたが人と話すのは数年ぶりです。 人間とは慣れる生き物ですが、忘れもする生き物なのです。 このメリットにのみ直面していた私は、今この時デメリットと突き当たる事で疲労を感じたのでしょう。 私は、ふと目を流します。次にこれで録でもないものが見えたらもう流し目というものを悪癖と決めつけ二度としません。 さて、次に視界に入ったのは『毛布』。私が昔から愛用していた毛布が、先ほど私が寝ていた位置にありました。 私は極度の焦燥感で失神という器用な真似をしたせいで、毛布をかける事なく…── ──それどころか椅子に横たわることもなく地面に突っ伏したと安易に想定できるんですけどねぇ。 妙な事もあるものです。今日は妙な事続き。 よって私自身も妙にも流し目は悪癖などではないかも知れないと決めつけました。 「全く本当に妙な奴ですなぁ…あなたは。」 私は呆れた声調で、少女に話しかける。 「そうかな?そうだろうなぁ。」 少女、飛編は笑った。取り敢えず私も笑っておくことにした。 そして私はふと気になったのだ。 「ところで、その口に含んでいるのはなんなので?」 「ん。」 彼女が仰向けに姿勢を切り替えた私の所にやってくる。 「私、口になんか入れてないと落ち着かない性質なんだ。だからちょっとだけな?」 そういうと少女は「ちょっと口開けて」と言いました。 謎に思いつつ私は口を開けると、少女は間髪入れずに私の口を少女の口で塞ぎましたとさ。 えっ。 「────ッ!!!?」 直後、私の口に侵入してくる柔らかいものと丸くかたいもの。 その状況が10秒も続き、ようやく少女が口を離しました。 丸いものも柔らかいモノも、私の口内から取り上げられたのです。 「正解は飴でしたー。甘かったかい?」 少女の口は苺味でした。 少女はフフンと上機嫌で私のとなりの椅子に座りました。 私はと言うと、思考がエターナルフォースブリザードしていました。 私は、数十年ぶりに…いや、生まれた初めて人と密接以上になり、 かくして私の意識はストーーンと暗転したのでした。 そんな終わる世界の中。 最後、私の意識が発した言葉は夢で出てきました。 『激烈に疲れた…。』 ───どうしてこうなった。 ~つづけ~
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メダル オブ オナー バルジ突破 大まかな内容 発売日 2005年8月25日 著者 柘植久慶 出版社 中央公論新社 主人公 フィリップ・グランロワ中尉 EAJのゲーム公式サイトで「無敵電刊MOH」を連載していた軍事評論家、柘植久慶が執筆した小説。 オリジナルストーリーなのでMOHシリーズとは関係ない。 ヨーロッパ強襲公式サイトでのレビュー 地獄の北アフリカ戦線より帰還した主人公グランロワは、連合軍随一の猛将パットンとともに、ドイツ軍に包囲された友軍の救出へと向かった……。 史上名高いバルジ作戦の死闘が始まる! 電刊MOHにて連載を開始し、単行本化された柘植久慶氏の小説がついに完結。 ゲームと同じ戦場を舞台とし、ゲームとは別の兵士フィリップ・グランロワの視点で、第二次世界大戦の激闘が展開されたミリタリー小説後編『メダル オブ オナー バルジ突破』が発売!
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ノンフィクション小説です>< タイトル (puq) 主人公 乗っ取り 全1話 ピッチングマシーン 400000 全1話 クロムヴァイン
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総合トップ 連絡 掲示板で小説を書きたい方は掲示板で一言を!筆者大募集中! サクッと自己紹介してます。 お絵描き掲示板 小説はここから。 作者のブログ。 簡単に言うとこのサイトの黒歴史。 各小説の主な登場人物。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (areyoufromamericamsking@yahoo.co.jp) メールフォーム【現在停止中】 豆知識があります 配信ページ 掲示板 チャット リンク集 どうやら登場人物ページが一番更新頻度が高いらしいです
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「ぐへっぐへっ……おおっほう……そんな…きょにゅ……ムニャ…モミ」 今隣で気持ち悪い寝言を上げている奴が、白鳥裕也。 そんな白鳥裕也に対して私、若林子乃の評価は素直であった。 一見どう見ても一般人!首をへし折れば死ぬし!人並み以上に臆病だし!普通より良い点をあげるとすれば!コイツの手料理はそこそこ美味い程度であった! …あれ?おかしいな……どこを取っても白鳥とこの私が好き好んで同居する理由にはならんじゃないか… …いや、あるか!!!!やはりあいつは変なのだ。どこをとっても普通以下だが、それ以上に。 この私と、こんな私と一緒に生活しても、ぼろくそに暴力を振ってやっても、何故…優しくしてくれる?いつもどおりでいてくれる? 寧ろ私を上から目線で宥めるみたいなところがあるし…。 そして私自身もだ。そんなコイツにムカついて、また殴っちゃうんだけど、でも…そこまで悪くない気分なのは何故? おかしいなァ……そういう、おかしいところがある!なんでだろう? 考える。 考える。 コイツの異常性を、よく観察して─── 考えてから、数分経過。 ───…まぁ良いか……アイツは私を、護身用に利用している分、私もアイツをストレス解消用に利用してやるだけだし…… それで、良い。細かいことだ。 「…ふん」 「おはよう子乃ちゃん今起きたん?遅かったね!!!!」 「お前の気持ち悪い寝言で起きたんだ、このクソが!」 グワッパァ!と言いながら殴られ吹き飛ぶ白鳥。殴られてるのにニヤニヤしていて、やっぱりうざったい奴だった。 そんなこんなで、波乱の一日が始まったわけだ。 今日の白鳥は、良い夢が見れたのか知らんが、浮かれていた。 私はそんな白鳥の高揚っぷりが、なんだか不吉の予兆に見えたんだ…… ============================================================= あぁ、『暇』だぁ…。何度目か、この言葉を唱えるのは…ずっとずっと、繰り返している………何の味気もない………どうしようもなくつまらない幸福を。 私の人生が100GBだとして………zipで圧縮したらきっと1MBにも満たない要領になるはずだ。人生とはもっと味気があるものなはずなのさ! ………兎に角、。暇は敵なんだよ………そうだろう?…変革が必要なんだ。 こんな箱庭に、真の人生ってヤツは詰まっちゃいないのさ。悠久など、幸福のまやかしだ! そう。 だから。 今日から私は!! 運命の打破者となるべく生きる!!!! 私の名前は因果運命(よるはた さだめ)! 私の名前は因果運命です! =========================================================ーーー ある日のことだった…… 「今日もいい天気♪」 俺、白鳥裕也は鼻歌を歌いながら、夢幻学園に登校していた。 子乃ちゃんは隣で無愛想に歩いている。いつものことだ。 いつもの…いつもどおりの…日常だった。そう、次の瞬間までは─── 「空が♪広くて♪青くt───アッ?!!」 『時が止まったようになる』。 現状を表現するのに最も有効な言葉は多分それだろう。 隣を歩いていた子乃ちゃんも、前へ半歩脚を広げた状態でストップしているではないか。 「(なんじゃァァアこりゃァァァア!?!!!?!?!)」 俺は混乱した!一体どうしてこんなことになってしまったんだ!!?!?!俺が何をしたァ!? (今日見た夢みたいに)助けてはっぴぃにゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 「────やっほう!お前が白鳥裕也だなッ!!!!!!!!!!」 !? 振り向くとそこには……………知らない幼女がいた!!!!!!!!!1誰だァこいつは!?!? 「あなたは誰ですか!?!?」 ───念のため敬語でいこう! 「そぉいッ!!!!!!!!!!」 「ゴボォッ!!!!!!!!!!」 幼女は突然俺の腹に拳を突き立てる──そう、腹パンである。念のための敬語は意味を為さなかったのだ! 「いきなり何を……!?」 「私の名前は運命(UNMEI)ちゃん!!!」 腹パンについての言及はナシかァーーーーーーーー!?!?!? 「白鳥裕也!!!!!!!!!!! お前は無能力者で一見存在そのものに意味がないし生きているのにも意味がなさそうなゴミカス野郎っぽいが中々面白い人生を送っていそうな感じだなッ!!!」 「は、はぁ…それで…あなたは誰なんですか?こんなふうに時間を止めて…俺達に何か…?生憎…お金は持ってないですけど今…」 「安心するといい。私はこの止まった空間の中で他人に危害を加えられない制約があるのだよォ!!だから私、基本人畜無害宣言なのだ!」 「あの…さっき腹パンされたんですけど…」 「フッ…勿論嘘よ!!!!今この場で!私の気分次第で!お前をバラバラ殺人事件にだってできるのは無論の勿論なのだァァ!!!!」 「勘弁してください………………ん?」 よく見ると……この子乃ちゃんより小さい幼女………夢幻学園中等部の制服を着ている。 嫌な予感がした…否、時が止まった時点で、予感は『していた』。 「さて───そろそろ本題に入るとするか。結論から言うと……………白鳥裕也クン…………」 急に深刻な表情になる幼女、運命ちゃんとやら…何を言い渡されるのか。何を言い渡されても俺に一切の利益がなさそうなのは圧倒的に明白だった。 しかも…こういう輩は、こういうタイプの輩はマズいのだ…絶対碌なことにならない、経験上… 「お前…私の玩具になってくれや!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」 「ですよねぇぇぇぇ!!!!!!!!」 「もちろん拒否権はありませェェェェン!!!!詳しいことは…………何事も実践から!じゃあまたね!!!!!アデューッッ」 ギュイイイインッッッと、止まっていた歯車が動き出すように、世界が元に戻る。 そう、時は再び動き出したのだ。 「…………………」 「ん?どうした白鳥………このコンマ一秒でまた随分に老け顔になったようだが」 「ハハハ、そうかな。それほどでもないよ。ハハハ」 「大丈夫か?別に褒めてないぞ?大丈夫か?」 一体何が始まるんです? … …… ………… ───THE・昼休み。IN・保健室…… 「そんでさぁーこの前のクリスマス!そのサンタ服着た女が例のお屋敷のガラス窓を破って突っ込んでくの見たのよ!」 「ちょ、なにそれwwwwwwwwwwうけるんだけどwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」 「ウケルウケルウケルウケルヒャアアアアアアアアアアアア」 女子達が楽しげに、保健室の前を談笑しながら通っていく。ふむ…何故、俺が保健室にいるのか気になるようですね? 『何事も実践から!じゃあまたね!!!!!』 運命ちゃんのあの謎の言葉だが…あの後すぐに理解するハメになった。 そう、一言で言うと……… 「あのね白鳥君。いつまでも保健室で項垂れられても迷惑なの。 君とかいつも骨折れてるし、もう慣れてるだろ?さっさと教室へお戻り。」 ………今日の俺は異常なまでに不幸だった。 「いや先生…俺今、多分過去で最も満身創痍なんですよ。 学校に登校中に突然車が突っ込んできて軽く掠って脚が打撲でしょう? しかも何故か今日に限って学校に登校してきていたクレイちゃんに性犯罪者だなんだと絡まれて鳩尾を殴られるわ 殴られて吹っ飛んだ先に朝早くからたむろってた不良達の中に突っ込んでさらにボコボコにされるわ まぁ、両方とも子乃ちゃんに助けてもらったんですけど、おかげで二人揃って遅刻ですよ さらに子乃ちゃんは俺のせいで遅刻っていうのが気に喰わなかったみたいで俺の両腕をエヴァ第一話のサキエルみたくめちゃくちゃにするわ… もう、こんな日はありませんよ滅多に。そう、滅多にね」 「いいから戻れ糞鳥」 「く、く、糞鳥って貴女…」 いつも冷たい保健室の先生は、さらに冷たかった。生理か…。 とにかく俺は本当に不幸だった。それはもう某とある電撃文庫のライトノベルの主人公にな…。 一応、腕に包帯こそ巻いてくれたものの、なんかいつもより巻き方が荒い。肌が結構露出してる! 俺は仕方なく打撲で痛む脚を無理に歩かせ、保健室を退室しながらあの自称運命ちゃんとやらのことを考えていた… 奴の能力、一体なんなんだ…?何事も実践からってことだ……つまりこの不幸の原因なのだろうな…… ほんと厄介なのに取り憑かれちまったなぁ… 『白鳥裕也クゥン!!!!!!!!!!!!!!!!!!』 「エッポソイ!!!!!!!!!!」 なんだ!?!?!?どこから声がァ!?!? 『ヤッホー運命ちゃんだよ!!!!早速だけど白鳥裕也、お前………あの若林子乃ッていう女とはどんな関係なの!??!!?!?』 「え…………うーん……なんだろう、娘と保護者?っていうかどこから声を……まさかマジで取り憑いてらっしゃるのか…」 小声でどこからともなく聞こえる運命ちゃんボイスに応対する俺。 『取り憑いてる?うん、まぁ、そんな感じ!それはともかく! そうかー娘と保護者……娘と保護者ってよりは私にゃ彼女と彼氏……即ちカップルのように見えるんですけどねェェェェ…?』 「(あのゥ、さっき子乃ちゃんから俺…思いっ切りバイオレンスを受けてたの…ちゃんと見てましたよね?)」 『まぁ!そんなことはどうだっていいんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!』 自分から話を振ったってのによぉ~~ッ!! 『いやぁ、笑わせて貰ったよ。白鳥裕也……君は中々どうして、幸運な体質みたいだなッッッ!!!!!!!!!!!』 「は?これのどこが幸運ってんですか?目が腐ってるんですか?」 『いやいや、白鳥君凄いっしょ。もう私の能力を食らったのが朝の8時だから、もう4時間経つわけでしょう? 私のドグサレな運命能力を喰らった人間は、普通は十分。基本的にどんな超人でも人外でも生き延びて一時間で死ぬんだよ!!』 「ちょっと待ってください……え?そんな危険な能力を俺に食らわせたの?それマジで言ったの?」 『そうだ。だから君は普通の人間に比べてとんでもない幸運体質ってわけだ!!私の勘は間違っていなかった!!』 俺は運命ちゃんに激しく抗議をしようとした、が…突然背後に嫌な予感ッ!! 「白鳥!よけろォッー!」 「ナッパじゃねぇーんだぞォー!?」と、どこからか聞こえた子乃ちゃんの声に突っ込みながら取り敢えずしゃがむ俺(臨機応変) 直後に……『パァンッ』という乾いた音、さらに頭を何かが掠める感! チラリと背後を見てみると…そこには黒尽くめの怪しい男がいた! 「子乃ちゃん、アイツは一体!?」 何故か、ちょっとニヤけている子乃ちゃんに、取り敢えずあの男について聞いてみた。まぁ大体察しはつくが! 「見れば分かるだろう?どうやらテロリストが侵入したらしい!私が追っていたから助かったものの、白鳥…今日は運が随分悪いな!!!その両腕は誰にやられた!?」 「子乃ちゃんだよ!!!!!!!!いくらなんでも忘れるの早すぎだよ!!!!!!!」 「てめぇら銃突きつけられてんのに緊張感薄すぎだろ!?!?!?!?!?」 テロリストに突っ込まれた!!! 『そうだ、白鳥裕也君。その力なのだ…君はあの時、とっさにしゃがんで銃撃を避けた! 私はお前が確かにあの銃弾に撃たれて死ぬ運命を察知していたのに!まぁ、その代わり髪は若干禿げたようだが』 子乃ちゃんがテロリストを殲滅している最中、運命ちゃんが感嘆したような声で俺に言ってくる。 「そんなこと言われてもなァ…は?ちょっと待って、髪が何………ハッ!!!!」 髪が真ん中だけネェェェェエエエエエエエエ!!!!!!!!銃弾でうまい具合に削れやがった!子乃ちゃんがなんとなく変なものを見る目だったのはその為か!! 「クソッ…これじゃあものすごい半端なナッパじゃないか…(半端なナッパ…語呂が良い!)」 =============================================================== 一人ショックを受ける白鳥裕也を尻目に、私因果運命は、その彼との出会いに、大いなる運命を感じていた! 『(白鳥裕也ァ!君に運命を打破する力があるというのなら!ひょっとしたら!そう!ひょっとしたら私の運命を変えられるかも知れない!)』 ───暇を持て余した運命マスターであるこの私には夢がある! 私、因果の血族は代々強力な異能力を持って生まれる! そして、私因果運命は!因果家始まって以来の『強力すぎる異能力』を持って生まれたのだ! 嘗てお父様が言っていた…そう、これは私が七歳の頃の記憶…私が初めて自分の能力を使い、自分の能力を理解したあの時の… 「───いいかい運命…よく聞くんだ。お前さんの能力は大変危険だ…だから…… 私と私の兄さん達は、お前を夢幻街という危険な場所に野晒しにしない為に、この屋敷に幽閉することに決めた。」 「幽閉…?何それ、楽しいのおとーちゃん?」 「閉じこめるってことさ、でも安心しろ…毎日オモチャとかゲームとか絵本とか、私がなんでも沢山持ってきてやるからな!きっと楽しいぞ!」 「わーいそれって超ハッピー!」 実際幽閉されてみて五年…私は全然ハッピーじゃなかった! お父様が持ってきてくれた漫画の中では、お外の世界で楽しく暮らす主人公達がいた…… お父様が持ってきてくれたゲームの中では、家を出て勇敢に悪へ立ち向かう主人公達がいた…… クソが!私もそんな風になりたいのに!!! だから!!!! 私は私を運命を、自力で、打破することに決めたのだ! … …… ………… さぁて、時間は廻る。廻り廻って夜になる……… 俺はというと、クソ狭っこい寮の添付ファイル的クソ狭っこい風呂場で、全裸で憂鬱になっていた…まあ風呂場だから全裸なのは当然なのだが… あの後さらに鈴莉ちゃんや何故か偶然居合わせた顔見知りの刹子さんにことごとくラッキースケベを働いてしまったことで、脚、肋骨、頭蓋骨などを様々な部位をめちゃくちゃに破壊され緊急搬送されそうになった俺だったが…偶然ホトちゃんとすれ違った俺は謎の技術によって一瞬で全ての怪我が完治したのであった。 「しかし…その帰り階段で転んだりして結局全身擦り傷まみれ…」 全身隈なく張り付けた絆創膏を見て、再び憂鬱になる。 「なんか…腹に…なんか印ついとるし…なんだこれ。」 自らの腹についた『運☆命』とかふざけた字体で書かれた判子っぽい痣に気づいた。まぁ、どうせ彼女によるものだろうが… そういえばホトさんが何か意味ありげなことを言っていたな…「白鳥裕也、また厄介なものを…いや、君なら大丈夫かな」。 しまったなぁ…ホトさんにあのまま大丈夫じゃないです!!!って縋ってりゃ道は開かれたのかも知れんのに… そう思いながら、俺は運☆命と書かれた判子痣をなんとなくさする。 するとォ!?!?!?! 「うおっまぶしッ!?!?!?光ったァ!?」 『奴隷の判子的なやつだぜ!気に入ってくれたかな?』 「ウワヒョ!!?!?!??!」 突然脳裏で騒ぎ出す…今日一日でもううんざりするぐらい聞いた声、取り敢えず大方、今日のこの不幸の元凶!! 『漸く気づいたかね。そう、あの腹パンは能力の始動キーだったのさァ!どうだ!迷惑だろう!悔しいだろう!!!』 「な、なんだってー!じゃなくて…あの…すいません、ホントこのままだと死んじゃうから……… しかも死んだとしても多分碌な死に様じゃないから!できれば一生のお願いなんですが…その、能力を解除してくれません…?」 『無論、断る。寧ろ、これから一生このまま…っていうのが私としては好ましい的な!!うひゃひゃ!』 「……………………………………………死のう」 『ハハッ、冗談だよ!』 「本音を言うと、もう懲り懲りだったんだよ……子乃ちゃんといるだけでも三日一回は大怪我…一週間に一回は生死を彷徨うのにさ。まぁそれは仕方ないけど… それが一気にきた!自分の一日に於ける不幸の消化率が1MBだとしたら今日のは100GB(少し無理がある)!圧殺されちまう…今日は生き延びたけど… これじゃあ寧ろ生き延びるほうが辛い。なんか体中めちゃくちゃ痛いし、この通り髪は半端なナッパだし………だったらもう死んだほうが良いのかなって」チラッ 『……………』 アレ?急に黙っt『この大馬鹿者ッ!!!!!!』!?!? 『いいかい!?白鳥裕也君、お前さんには…運命を打破する能力があるのだよ!!これは今日一日で分かったことだが… 明日隕石が落ちてくる!という絶対の未来があったとしても、きっとお前なら多分変えてしまえるだろう!良い未来へな! そんな君が死ぬだって?そんなの誰も救われないじゃないか!』 「お、落ち着いて…つーか有り得ないからそんなこt『ほーう、この私に対して謙遜をするのかい!まあ良いだろう!!』ええ」 興奮の余りか、具現化してきた運命ちゃん。風呂場で俺と対になる形になる。 一体どこで地雷を踏んでしまったのか……俺には分からなかった! 『ウフフ……私はね、白鳥裕也君。自分の運命だけは変えられないのさ!…見えているのにも関わらずね。 自分の一生には価値がない!!つまらない日常を繰り返して、つまらなく死んでいく…退屈で始まり退屈で終わってしまう!私ほどの人間がだよ!? そういう自分の運命が、見えてしまった!それに私は、人を不幸にすることは出来ても、人を幸福にすることはできない! 完全なる詰みに見えた…だが!それさえも不確定事項にする!そんな力があるんだよ!きっと君には! なぁ…私の一生を価値あるものにしてくれよ、白鳥裕也…!約束しよう!さもすれば呪いも解いてやる!そう、つまり、ケッコンさえしてくれるだけでいい!!』 全裸の俺に突然そんなことを言ってくるこの幼女。 だが俺にとって、それらは重要なことではなかったのだ!!!!!!!!!!!!!!!! では、重要なこととは? 今、自分の格好が完全に全裸ということ。 運命ちゃんが今し方大声で、しかも風呂場で、これらの告白をしたということ。 この風呂場の外にあるものが、極めて薄い壁と待機中の子乃ちゃんだということ。 そして、俺の呪いを解いてやろう!と言ったが、その呪いが、今はまだ解けていないということ。 即ち──死 「よぉし…言いたいことは分かった!!だから取り敢えず呪いを解「白鳥ィィ!!!風呂場から何者か声がしたが曲者かァァアアア!?!?」 …………敢えて子乃ちゃん目線で、今の状況を語ると、全裸の俺が、制服姿の幼女に、必死の形相で擦り寄っている………… こういった状態に見えるわけである。 「………白鳥のやつは確か、幼女趣味ではなかったはずだ…だからこれは幻だな。さっきのも幻聴か…やれやれ、白鳥はこの私を置いてどこへ行ったのか」 そう言って風呂場を出て行く子乃ちゃん。 「…………運が、良い…?」 『白鳥裕也。お前の言いたいことはなんとなくわかっていたからな。腹を見ると良い』 「運☆命マークが消えとるやんけ……!」 じ、自由や!わいは自由になったんや!!! 『そして喜べ!約束通り…今日からお前は!!!私の伴侶!!!!!』 「…………」 不幸なままだった。 ============================================================= 私、若林子乃は若干気が動転していた。 結論から言うと。 明らかに今のは幻覚じゃなかった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! バカな…白鳥裕也は確か、巨乳好きだったはずだ! い、いや、そうだ。アレはきっと何かの間違いだったはずだ。 いや……そう。うん。────…………風呂場で制服姿の幼女と全裸の白鳥って…どういう間違いだ……法律が間違っているのか? 「あのぅ…子乃ちゃん…」 「おお、白鳥、風呂を上がったのか、いつの…間に……」 「こんにちは若林子乃さん!結論から言いますと!白鳥くんを私にください!」 「!?」 「そういうわけだから、子乃ちゃん。俺、彼女とお嫁に行くよ!!!!!!!!」 「し、白鳥ィー!?待つんだ白鳥!!お前は私の下僕で…」 「俺と彼女の愛は何者にも阻むことはできない!!!!子乃ちゃん!死ねぇ!!!!!!!!!」 「グワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!し、白鳥ィイイイイイイイイイ!!!!!!!!!!!!!!!!!」 「ハネムゥウウウウウウウウウウウウウウウウウウッッッン!!!!!!!!!!!!!!!!!」 ───ハッ!私を何を考えていたんだ……。 手の平が気持ち悪い…汗ばんでいる…まさか、『焦っているのか』?私が…? 「や、やぁ…子乃ちゃん、お風呂空いてるよ…」 「ゲェ!本物!……」 そこには大分やつれた表情の白鳥がいた!やはり幻覚ではなかったのか、やはり…あの風呂場で何かあった事だけは確実っぽいな… 「白鳥!」 「な、何かなァ…子乃ちゃん…俺もう寝たいんだけど…」 やたら疲れた声でそういう白鳥。これは本心のようだが…… 「早いな!…いや…それより…お前、何か私に隠してないよな?」 「……………………ぐ、ぐー」 白々しいわッッ!!! 「狸寝入りをこくなァァッ!!!!!!」邪ッッ 「ぐ、グヘェ」メメタァッッ 「子乃ちゃんさ………取り敢えず落ち着いて…欲しいんだけど、その…うん」 「……………………」 「……………………」 今、白鳥裕也の寮の寝室で、私達は、『三人』…三角状に向き合い並んでいた。 白鳥裕也。 私。 そして、どこの馬の骨とも知れない謎の幼女A。 「………わ、私と白鳥君は運命的なもので結ばれてるのですよ!だからその!結婚をしようかなと!あはは!あはは……(バカな…この私が狼狽えている!?この女の殺気…とんでもないぞ…)」 「………」 「う、子乃ちゃん…(なんか知らないけどスゲェー不機嫌ッ仏頂面ッ)」 「…聞こうじゃないか。おい、そこの、運命とか言った、貴様。何故白鳥と結婚したい?…次ふざけたことを言ったらブチ殺すぞ」 「え?」 銃を取り出し幼女に突きつける私。 白鳥が幼女に横から「目がマジだから真面目に言ったほうが良いよ!」とか小声で言ってるが気にしない 「おっ!あっ!いや!あのですね!私、なんかスゲー暇だったから、夢幻街で適当に目についた奴でも不幸にして遊ぼうと思ってたんですけど… いやぁ、そこで白鳥裕也君っていうなんかすげー幸薄そうで、それでいて中々しぶとそうな…雑草的な人がいたので彼に取り憑いてみたんですね! これが中々はまり役で!カクカクシカジカ……」 「暇潰しだったの!?さっきとか大分シリアスそうな感じだったけど!?!!」 「いや私、そんなに暇は嫌いじゃないし…」 「でもプロローグで変革が必要なんだ!キリッとか言ってたじゃないか…」 「知りませんそんなこと言ってません」 「おい!結局貴様は暇潰しで白鳥と結婚したいというんだな?」 「まぁそういうことになりますかなッぐへぇぇぇえッッあ!」 私は問答無用で運命のヤローの鳩尾に銃の硬い部分を叩き込んだ! さらに、ギロリ、と白鳥の方を睨んでやる。お前の気持ちはどうなんだ?お前の気持ちは! すると、白鳥は私の気持ちを察したのか、溜息をついて運命に向き直る。 「……さっきから言おうと思ってたんだけど、運命(UNMEI)ちゃん…いや、因果運命(SADAME)ちゃんかな。 君は勘違いしてる…俺が幸運だなんて言ってたが、そんなこたぁない。俺は幸運で…というか、これ以上不幸にならずに『いさせて貰ってる』んだよ。子乃ちゃんにね 俺自身に運命を打破する力なんてないけど、彼女にはあるんじゃないかな。ていうか、この夢幻学園だと、運命を打破するぐらいなんてことない奴ばっかりだ」 「ぐふっ…し、しかし…」 「運命ちゃん、君は僕の前に何人ほど人を不幸にして、殺してきた?」 「………一度も、殺してはいないが…これでも自分の異能のことぐらい分かっている積もりさ!」 「ここ夢幻学園の連中はそんな言葉じゃ収まりきらないモンスターばっかりだよ……まぁそれでも、子乃ちゃんは大分逸脱してると思うけど」 今度は白鳥が私のほうをチラリと見てくる。 すると運命が私の方を見て言ってきた。 「じゃあ若林子乃!私と結婚しよウゲアッッ!!!!!」 「嫌に決まってるだろう。それより白鳥…お前…コイツと結婚したいのか?どうなんだ?私はお前の意見を尊重するぞッ!!」 「その話、続いてたのか……いや、俺はロリコンじゃないし…第一子乃ちゃんがいるだろ? そんな積もりは毛頭ないよ。」 な、な、何ィィィィ!?い、今コイツ、なんか恥ずかしいことを言った気がするッ! 「私がいるし?というのはつまり、どういうことだ、それはッ!白鳥裕也ッ!答えろォーーーーーッ!!!」 「え?(子乃ちゃんを矯正…もとい教育するのに、妻までできたら俺が過労死するってことだよ!!とは言えねぇ)な、なんでだろうねェ~~それより!」 く、口を濁しやがった! 「運命ちゃん、分かったかい?そんなわけで、即ち約束は守れないッッ!!!!つーか最初っから一方的な約束だったしチャラだよ! それに…自力で運命を打破するって言ってるのに、俺らを頼るのはそもそもおかしくないかい?」 「ぐぬぬっ……」 「フッ、子乃ちゃんからも運命ちゃんになんとか言ってやってよ!いやぁ今日一日本当死にかけタバァッ!!なんで殴るの!?!?!?!?」 「さて運命よ…」「無視した!?」「私の家に無断で上がり込んだ罪だ。覚悟しろよ…」 「ハッ!そ、そろそろ家に帰るとするかなー!!もうお天道様も沈んだことだしね!!!!!」 「あッ!!!おい!!!!待て!!!!!!!!!!!!!!!!」 ============================================================= 「時を止めて逃げたようだね」 「あの幼女、そんな能力も持ってたのか!使われる前に殺しとけばよかった…」 物騒な事を言う子乃ちゃんをまぁまぁと宥めつつ… 「さて、今回も一件落着したし…そろそろ寝ようかなー」 と自然に話題を切り替えるッッ!!! 「その前に白鳥。お前、さっき『子乃ちゃんがいるし』とか、意味深なことを言ってくれたが、アレはどういう意味なんだ?」 駄目だった!!! 「い、いや…それはァ…まぁ…普通に子乃ちゃんがいる上、あの子まで来たら俺…疲れちゃうし…?」 「…もう一つ良いか?白鳥。何故私を認める?何故私に優しくする?単に私を利用して、街や学園の雑魚どもから可愛い我が身を護るためか?」 「………」 いつになく、真剣な表情でそんなことを訪ねてくる子乃ちゃん。 俺は最近子乃ちゃんに慣れてきて、ただの何の常識もない子みたいな風に思えてきていたが(まあその通りだけど) 子乃ちゃんも一応俺と同い年で、しかも女の子なんだよな。 今まで割となんの意思表示もしなかったし、子乃ちゃんには俺が何故か優しい異常で変な一般人に見えていたりしそうだ。 …そうだな、言っとこう。そろそろ、言うべきだ。 「……まぁ、ハッキリ結論から言うとさ、俺は、子乃ちゃんのことが好きなんだよ。単にそんだけ。 あの日最初に子乃ちゃんが俺にぶつかってきたあの時、一目惚れだったね。乱暴で理不尽でたまに人殺しもするけど、それでも根は優しいだろ? そんなわけで、子乃ちゃんに普通の女の子になって貰いたいんだよ、俺としてはね…」 「……」 ………………アレ?子乃ちゃんが動かない。 時……止まってる? … …… ………… 「やれやれ、つまんないなー!!…せっかく面白いオモチャが手に入ったと思ったのに!!!! そうすれば私の退屈でつまらない運命も、少しは面白くなるかも知れなかったのにー… ていうか…お父様、いるんでしょう?」 「…うむ。私は娘であるお前のことならなんだって知っている。」 突然、空中からグニャリと現れた、重力を無視して浮いている謎のオッサンは私の父、因果応法(よるはたおうほう)。 「あの時は、時間を止めてくれてありがとね!!私、好きだよ。お父さんのそういうとこ!!!!あ、この学園の制服、返しておいてね」 「ふむ。(娘の着ていた制服ゥゥ!!!?!?)わかった。任せておけ(永久保存確定だな!!!!!!!!!!!)」 「それじゃあ私は、もうちょっと外を堪能したいから…お父様は先に帰ってていいよ」 「何!?それはいかん!運命よ、良いか!因果家の者が夜遊びなどッ……」 「お願い。ちょっとだけだから……もうちょっとだけ、外の空気を堪能したいの」 「………ふぅ…やれやれ。すぐ帰るんだぞ?余りお父さんを心配させないでくれよ…?」 そう言ってお父様は空中に溶けるようにいなくなった! お父様は私なんかより、ずっと便利な異能力を使える。それに比べて私は、まるで災厄だった…… 「…ん?」 あそこのファミレスの店員、なんだかすごく幸薄そう…それでいて、なんだかすごく殺しても死ななそう。 不思議…白鳥君は死んだら死ぬでしょうけど、あの人は死んでも死ななそう! 運命に抗わない少女は、そんな不思議な人を見たからか、心臓の鼓動がエナジーに満ちていくのを感じていた。 いつかまた、家出しよう…と思うのだった。少女を突き動かす好奇心のエナジーは、これからもきっと留まることを知らないのだろう。 少女は再び、このエナジーを胸に、明日へ踏み出すのだった。
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453名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 20 51 39.36 ID jX6DE31G0 ≫436 だいぶ形になってきてるぞ。 それに御題小説みたいなトレーニングは何度やっても難しいもんだ。安心汁。 んじゃ以下添削。 やはりもう少し相手の描写が欲しいな。 「そんな目で~」みたいに、まだまだ読み手に頼り切った文章が目立つ。 最後の「なんてこったい」は、つまりあのAAだろ? そんな目ってのは一体どんな目なのか? 主人公は最後の「なんてこったい」の時に、どんな顔をしていたのか? そして相手の少女は? こんなことを考えてみると良いぞ。 454名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 20 51 41.64 ID D0H8K//y0 ≫447 言い訳をさせてもらうと、繰り返しはギャグの基本なのよ。んまぁ、そんなモンはどうでもいいけど。 もう少し表現を考えるべきだったな。 台詞の方は、最近の新ジャンルに入り浸ってたツケかもしれないね。 これからの参考にさせてもらう。 455名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 20 53 45.15 ID /WbhjqS00 ≫449 文章構成はすげぇいいと思うんだけど 少し伝わりきれていないかな、というのはあるね。 心の雪=蟠りだったり恨みだったりそういう人間の 嫌な部分として俺は捉えたんだけど それならもう少しメールの部分、特に最後の文 の辺りを明確にしてもらえたら 最後の塊が生きてくると思うんだけど。 後、最後はこれはメールの内容なのか 『私』の考えなのか、がイマイチ掴みきれなかった 俺ガイル 456名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 20 55 34.45 ID /WbhjqS00 ≫452 その御題は「本」でいいのかな? 457名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 20 56 09.60 ID jX6DE31G0 ≫454 やっぱそうだったかw つっこむべきか迷ったんだが、文章全体がギャク風味だったんで、 それに添って読んどいた。 一人称の語りで繰り返しの笑いを誘うのはかなり難しい。 台詞でなら普通に使えるんだがな。 458名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 20 57 32.41 ID KcGygea00 ≫456 ≫296と同じで、どう解釈しても良い、という意味での平仮名だと思われる。 459名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 20 57 36.41 ID /WbhjqS00 ≫454 ギャグだったのか。気付かなくて申し訳ない 460名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 20 58 10.55 ID KcGygea00 微妙に安価ミス。 ≫296→≫294 461名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 20 58 22.73 ID /WbhjqS00 ≫458 あ、補足サンクス。じゃ、ちょっと書いてみる 462名前:425&449 [] 投稿日 2007/02/11(日) 21 00 14.19 ID clNa863J0 ≫455 ありがとう。 把握した。やはり伝わりが薄いですか。 『心の雪』が何なのか、どんな文で溶けたのかは読み手しだいにしようかなと思ったと言い訳orz 最後のは『私の考え』だが、読み直すとそう取れるますね。 よっていた可能性大orz 参考になりました。ありがとう。 463名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 21 02 42.12 ID /WbhjqS00 ≫462 でも俺はこういう作風嫌いじゃないかな。 重松清みたいな、こう読者が解釈するっていうの。 どちら共に取れるし、結局どういうことだったの? っていう風に取られることも多々あるけれど そういう読後感は嫌いじゃないね。 464名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 21 04 41.09 ID jX6DE31G0 ≫444 パワフルな爺ちゃんは良いよね。w 少々体言止めが多いかなという気はするけど、 人物の性格を鑑みればそれも許容範囲内かな。 出来れば複数の人物が登場する話も読んでみたいね。 465名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 21 05 12.29 ID D0H8K//y0 マスク見るから休憩。頑張ってくれたまへ、はっはっは 466名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 21 07 22.07 ID KcGygea00 ≫454 「平たく言う」の部分の文を3つともまったく同じ言い回しやテンポにするか、 逆に段々とくどい言い回しにしてみると、 ギャグ部分を強調できたかも。 467名前:お題『ほん』 [] 投稿日 2007/02/11(日) 21 11 14.50 ID 6kFwXz+e0 「えっとこの棚は……よし。全部ある」 手に持った紙に丸印をつけながら、私は書架の間を歩く。 本は相当な量があるが、まぁ慣れれば、本の確認なんて軽いものだ。 広大な屋敷。それに相応しいだけの大量の本。そして、年季の入った古い紙とインクの匂い。 仕事は充実。空間にも満足。ここで働ける私は本当に満足だと思う。 別の書架の本に欠品がないか確認しつつ、そんなことを考える。 するといきなり現れたのは、静寂を打ち破るように盛大に何かが雪崩れる音。そして――。 「うきょわぁ~!?」 ……いつもの彼女の声。 本当に懲りないわね。彼女も。 私は嘆息混じりに、音のした方へと足を向ける。 一時の静寂は終わり。今日も結局、彼女のおかげで駆けずり回るわけだ。 ほん、ほん? ほん。うん、色々取り方はあるよね。 468名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 21 11 23.50 ID FjpSTHDcO ≫453 ありがとう、添削サンクス。 やっぱり抜け切らないね、それが。頑張るよ 469名前:425&449 [] 投稿日 2007/02/11(日) 21 12 16.00 ID clNa863J0 ≫463 ありがとう。 ホントは長編ばっか書いてるから短編てかこういう短いの初めてっと言い訳。 速さが要るところでは書けない。 来て早々だけど仕事行ってくま~ おさきに~(* □ )ノシ 470名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 21 15 20.03 ID FjpSTHDcO ≫467 ありがとう。 偉そうですみません。序盤の本、本という繰り返しが気になりました(´・ω・`) 471名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 21 17 34.76 ID 6kFwXz+e0 ≫470 ふむ。どっちかを書籍・書物、くらいに書き換えるか、削った方がよかったかな? 472名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 21 18 34.03 ID KcGygea00 ≫464 ありがとう。 体言止めを筆頭に、文章をバッサリ切っちゃっているのは、 癖による部分もあるので、気を付けてみます。 ご希望に沿って、次は複数人に挑戦してみようと思います。 できれば三人称で。 あと、自分では、前半が状況説明に終始してしまったところが反省点かな、と思っていたり。 あれがないと『向かい風』が生きてこないんだけど、 説明臭さや淡泊さは言い回しや表現で回避できるものでもあるだろうし。 473名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 21 21 07.45 ID KcGygea00 ≫471 あるいは「蔵書」なんて表現もアリじゃないかと。 3行目の2個目か、4行目の「本」には使えると思われ。 474名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 21 21 14.20 ID FjpSTHDcO ≫471 削った方が良かったような気がしたかな(´・ω・`) 475名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 21 23 38.13 ID jX6DE31G0 ≫467 重複表現が目立つかな。 「本は相当な量があるが、まぁ慣れれば、本の確認なんて軽いものだ」 「仕事は充実。空間にも満足。ここで働ける私は本当に満足だと思う」 この短さで二つはちょっとマズイ。 一つ目の本関係は直後の文にも「本」が出てくるしね。 「本は相当な量があるが、まぁ慣れれば、確認なんて軽いものだ」 として直後の文の「本」は「蔵書」とするのが妥当かな。 二つ目は、 「仕事は充実。空間にも満足。ここで働ける私は本当に幸せだと思う」 とかで。 476名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 21 25 36.54 ID 6kFwXz+e0 ≫475 ふむ。なるほど。 いやはや、指摘されて始めて気づく欠点w 重複は注意しないとあかんねぇ。 477名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 21 28 33.57 ID ww0naWS3O ここは文章さらせばおk? 478名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 21 29 17.47 ID M96A1DWk0 あー ここは何をすればいいのかな 479名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 21 30 48.40 ID KcGygea00 重複表現は気を付けたいね。 あと、このくらいの文章だと起こりにくいけど、 文章が長くなればなるほど厄介なのが『表記揺れ』。 「できる」、「出来る」くらいならどちらかに統一できるけど、 「言う」と「いう」だとそれぞれに意味があるからチェックが面倒臭い。 文字を打つ段階で明確にルールを決めておくと、 この問題は後での手間が減るかな。 ≫477-478 基本的には小説の書き方を勉強するスレ。 投下している文章は添削用。 今はちょっと添削側が不足してるのかな? 480名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 21 30 53.25 ID jX6DE31G0 ≫472 前半の状況説明は構成上必要なものだからなぁ。 この爺ちゃんの性格ならこれぐらいの方が「らしい」って気もしなくはないけど。 まあ、文章バッサリが癖になっちゃってるって自覚があるなら、 比喩表現なんかをもう少し入れてみるといいかもね。 一人称での例えってのは、その人物の味(=感覚)を出しつつ、表現を柔らかくできるから。 481名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 21 31 57.35 ID FjpSTHDcO 文書を書き込みアドバイスしあったり、作家さんの話でだべったりご自由に、なスレです 基本は 1(俺)が小説の書きかたや表現を学ぶスレですがw 482名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 21 33 12.57 ID M96A1DWk0 カギカッコの中のセリフと地の文の中のセリフの違いは フキダシの中と外の違いって考えればおk? 483名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 21 33 37.68 ID Cs/PmA/nO 今図書館ネタを書いてる俺は運命を感じた 484名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 21 36 36.41 ID ww0naWS3O 「終わっちゃった……」 僕はため息に似た呟きとともに、夏休み最後の宿題のテキストを閉じた。 周りから勉学に勤しむ鉛筆の音が絶え間なく僕の耳に侵入を試みてくる。シャットアウト。 僕は市立図書館に設けられた勉強部屋の机の上から終わりきった夏休みの宿題テキストをカバンにしまい込むと、周囲の邪魔になる音を立てないようにしながら勉強部屋を後にした。 図書館から外に出ると、今までクーラーで冷えきっていた身体には毒以外の何物でもない強烈な熱気と日差しが僕に襲い掛かってきた。 どちらかといえばクーラーの方が毒だけれど。 「暑い……」 僕は熱気から逃げるように、木陰に設置されたベンチへと一目散。すかさず腰を下ろした。 「はぁ……」 尻のポケットから両親と妹しか登録されていない真新しい携帯電話を取り出すと、とりあえず開いてみて、日付と時間を確認する。 七月二十六日、午前十一時十二分。 夏休み開始から、わずか三日目。 なのに―― 「――宿題、終わっちゃった……」 実家から離れた私立高校入学と同時に友達関係がリセットされた僕は、生来の暗さも相まって、夏休みに至までに新しい友人が一人もできなかった。 必然、夏休みに遊びのお誘いがかけられるはずもなく、することもないので夏休み開始から毎日図書館に馬車馬のごとく足を運び、地道に宿題消化に励んでいたのだ。 そしてそれもわずか三日で、しかもその三日目もまだ半日残っている状態で、終わってしまったのだ。 「残り一ヵ月弱、どうしよう……」 覇気のない僕とは対照的に、背後の木にとまっているセミは伴侶を求めて力強く鳴いている。 今の僕と比べたら、セミの方が優秀な生物のような気がする……。 「とりあえず、帰ろう……」 僕はカバン片手にベンチから腰をあげると、そのまま帰路につこうとした。 一人称は書いたことがないから心配だったんだ 添削希望 485名前:御題【ほん】 [] 投稿日 2007/02/11(日) 21 37 54.88 ID /WbhjqS00 別に本が好きなわけではなかった。 ただ本を読むということは少なからず、僕が彼女と接点を持つための行為でもあった。 成績も然程いいわけじゃない、運動が出来るわけじゃない。勿論、クラスで注目されるようなこともない 僕が、彼女と喋られるようになったのは読書のお陰だ。 彼女と僕は教室では一切喋らないけれど、図書館で会うと話す機会も増えた。 といっても「何読んでるの?」だとか「それ面白い?」なんていうどうでもいい会話で、それ以上前に進む事は、無い。 今でも本を読むのは億劫だ。そもそも、図書館に通い始めたのも彼女が此処に居たのを偶々見かけただけだ。 もしかしたら会えるかも知れない、という淡い想いが叶ったといってもいい。それは必然だったとか、 それとも神様が引き合わせてくれたのか。僕が知る由もなかった。 ページを捲る音が静寂の中に一瞬現れたかと思うとすぐに隠れる。僕は欠伸を噛み殺してヘミングウェイの 「武器よさらば」のページを捲る。主人公がボートでヒロインと逃げているところだ。 僕も出来れば彼女と逃げてしまいたい。いや、彼女はそんなこと望まないだろうか。だけど、僕は此処ではない どこかで彼女と一緒に暮らしてみたい、と思う。でも今、彼女と一緒に本を読んでいる時間がずっと続けばいいな、 と思っていることも事実だ。 僕は本越しに彼女を見る。黒く長い髪が綺麗だ。 眼が合った。「どうしたの?」と言っているようにも見えるし「じろじろ見ないで」とも見える。困っているのか、 怒っているのか良く分からない。だけど、僕はそんな彼女の顔が、好きだ。 多分、僕の恋は恋愛小説のように成就することはないだろう。ただ、いつか大きくなった時に、一度読んだ本を 返し読みするみたいに「ああ、こんなこともあったんだよなぁ」って思える日がくればいいな、と思った。 これは何と言う文章。これは間違いなく叩かれる。 486名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 21 38 28.54 ID KcGygea00 ≫480 なるほど、比喩かあ。 たしかに他の人の文章に比べて圧倒的に少ないですね。 結果として、浮かぶ情景に色彩や空間の広がりが欠けてる。 まあ、この辺は人物や舞台に因る部分も大きいけど (あのおじいちゃんだと、ウィットに富んだ比喩はしなさそうですしw)。 これも次は意識してみます。 題材や人物のチョイスの段階から。 487名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 21 39 16.43 ID jX6DE31G0 ≫482 一概には言い切れないな。 地の文における台詞は主に独白であることが多いけど、谷川流なんかは普通に他の登場人物に反応させてるし。 488名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 21 41 21.41 ID M96A1DWk0 ≫487 そうなのか ところで書いてみていい? 489名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 21 44 34.17 ID /WbhjqS00 ≫488 所謂視点変更ってのはあんまりしない方がいい。 視点固定できてからそういう書き方するほうがベスト 490名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 21 46 30.79 ID M96A1DWk0 ≫489 や、 お題に沿って何かを、ってことね 491名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 21 47 08.53 ID /WbhjqS00 ≫490 あ、成る程。失敬 492名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 21 52 52.23 ID jX6DE31G0 ≫484 これは≫444とは逆に情報詰め過ぎ&修飾し過ぎで一文がウザくなっちゃってるかと。 基本的に一文は短い方が読みやすい。 たしかに一人称は視点人物の感覚がダイレクトに文へ乗るんだけど、 だからといって読み辛くなっちゃうのはダメっす。 長尺の一文は、機を見て使うから人を打つってことを忘れないように。 493名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 21 57 15.92 ID ww0naWS3O ≫492 指摘トン! そういわれれば、確かに欝陶しいな 装飾過多か…… 494名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 21 57 40.83 ID FjpSTHDcO 好きに書いて下さいな 495名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 22 05 57.71 ID jX6DE31G0 ≫485 「成績も然程いいわけじゃない、運動が出来るわけじゃない。勿論、クラスで注目されるようなこともない~」 ここは全部「ない。」のリズムで切った方がしっくりくる。 「成績も然程いいわけじゃない。運動が出来るわけじゃない。勿論、クラスで注目されるようなこともない。」 として、以下「そんな僕が~」と続けるって風にね。 あと「喋られる」より「話せる」の方が、個人的に好み。 「必然だったとか」だと「神様が引き合わせてくれたとか」で「それとも」はいらない。 続く文も「そんなことは僕が~」ってなる。 「必然だったのか」ならそのままでおk。 全体的に句読点の付け方に違和感があるかな。 ただ、話の流れ自体は良いのではないかと。 496名前:425&449 [] 投稿日 2007/02/11(日) 22 06 53.12 ID clNa863J0 仕事だと思ったら日にち違ってた。うぇうぇwww 曜日感覚なし乙orz ≫484 内容的には 492と同意見。 あと「」内の末尾が全て・・・・・・になってるのはネック。 だるさを出そうというのは分かるけど多用は禁物。 例「――宿題、終わっちゃった……」→「宿題、おわちゃったしなぁ』 あとはこれかな 『必然、夏休みに遊びのお誘いがかけられるはずもなく、することもないので』 ↓ 『当然、遊びのお誘いがかかるはずもない。することがないので』 『必然』を使いたいなら『必然的に』にするのがいいかな。 えらそうにすみません。 497名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 22 07 52.67 ID /WbhjqS00 ≫484 んと全体的にはいいとは思うんだけど 三点リーダとダッシュの多用がいただけないかな。 これらは上手に使いこなすと文章に深みが出るのだけれど 多用しすぎると、陳腐な文章になってしまうというのが 正直な感想。 僕は熱気から逃げるように、木陰に設置されたベンチへと一目散。すかさず腰を下ろした。 この「すかさず」は要らないんじゃないかなぁと思うね。 一目散、という言葉が前文にあるわけだし、『僕』が早く熱気から逃げようとしていることは 読者の中に刷り込まれているわけだから。 尻のポケットから両親と妹しか登録されていない真新しい携帯電話を取り出すと、とりあえず開いてみて、日付と時間を確認する この一文。携帯を出したのだからとりあえず開いてみる、という事は無いだろうと思う。 この場合は「とりあえず」は要らないんじゃないかな。 まぁこんな感じかな。 498名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 22 13 28.31 ID /WbhjqS00 ≫495 ああ、やっぱりそっちの方がよかったかな。 そこはかなりの盲点だった。酔ってしまった……。 ご指摘サンクス。 必然~それとも神様が~のくだりの「それとも」は わざとだったのだけれど、やっぱり読みにくかったですか。 申し訳ないです。 えっと句読点に関してはわざとです。普段とは違う書き方で 書いているんで。 重松清風に挑む俺は間違いなく糞 499名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 22 17 55.80 ID ww0naWS3O ≫496-497 ちょwwww指摘の嵐wwww 書いてるとノリで使っちゃうし、使いたくなるのが悪い癖なのかも 「必然~」やら「とりあえず」の部分は私的にもいじりたかったから、 感心するしかできないな ともあれthx 500名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 22 21 28.36 ID jX6DE31G0 ≫498 「それとも」は、 「必然だったのか、それとも神様が引き合わせてくれたのか」 って形ならアリだよ。 「必然だったとか」だと、疑問系じゃなくて並列になっちゃうから。 たしかに読んでて重松清風を意識してるのかな、とは思った。 けど、あの人の文章も「ある一点であえて違和感を出す」から光るんであって、 全体から違和感を覚えると一番光らせたいトコが埋没しちゃうよ。 501名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 22 35 22.25 ID FjpSTHDcO ん~お題が必要かな? 502名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 22 36 30.19 ID FjpSTHDcO ってか500突破か。正直こんなに伸びるとは思わなかった。 503名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 22 36 36.22 ID jX6DE31G0 ≫501が書く御題? じゃあ、俺が出そうか? 504名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 22 39 01.88 ID FjpSTHDcO ≫503 たのんます。オペアンプの特性書くの飽きた 505名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 22 40 07.38 ID jX6DE31G0 ≫504 じゃあ、御題は「ラジオ」で 506名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 22 40 39.49 ID w2Q6mLFh0 やってることは文才スレと大差ないんだな 507名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 22 41 56.57 ID jX6DE31G0 ≫506 まあ、そうだな。 あっちほどかっちりした運営してるわけじゃないけど。 こっち単発だし。 508名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 22 42 02.97 ID /WbhjqS00 ≫500 成る程。そりゃそうだよね。 細かなご指摘本当に有難う。 509名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 22 42 34.78 ID FjpSTHDcO ≫506 そんなに大きな違いが無くなっちゃったねw 決まりなんかはないから自由にやってくれ、って感じですが 510名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 22 43 43.97 ID /WbhjqS00 ≫506 俺は以前参加しようと思ってたんだが どうしても5レスに収まらなくて断念したぜ 511名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 22 44 12.34 ID KcGygea00 小説の書き方について、が本来の目的だったはずなのに、 投下スレになってきてるなあ。 かくいう俺も今1本書いちゃってるし。 512名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 22 45 22.65 ID SyepYNGE0 ID jX6DE31G0 お前も書けよ 513名前:お題は本ね [] 投稿日 2007/02/11(日) 22 45 42.52 ID M96A1DWk0 とある、雪深い町の家。 その家の、物置がわりの部屋の中、その本は目を覚ました。 ――どれくらい寝ていただろうか。 いつからか、もはや誰にも読まれなくなった頃から、彼の半生は 眠っていることがほとんどである。 ただ、今のように、まだ己が本として存在しているということを自覚できる時というのが、 稀にあった。 ――惜しい。 彼は部屋の空気を感じ取り、わずかに失望した。 師走の初めに夢に落ち、次に目覚めるのはきっと春に違いないと踏んでいたのが、 まだ如月の末だったからである。 彼は冬が嫌いだった。 寒いからではない。この世の、そして己の周りのあらゆるものが、動きを、変化を 止めるからである。 鼠も虫も姿を消し、あらゆる音は遠ざかり、水や空気は冷たく流れを止める。 ただ寒色の静寂だけが、部屋に満ちる。 ――時すらも凍ってはいないか。 彼は冷気の中で目覚めると、いつもそのことを恐れる。 時が凍る。止まる。己は永劫このままである。 すなわち、最早誰にも開かれぬ、読まれぬ――。 そんなことがもしあったならば。 己が本であること、人の目に触れることを前提とした存在であること。 その前提がもはや実現されることのないまま、己は生き続けなければならぬこと。 そのような苦痛と言うべき自覚を、眠りから覚める度に総身に満たさねばならぬ。 そのことが、真に恐ろしかった。 514名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 22 49 37.23 ID jX6DE31G0 ≫512 俺も何か書こうか? 投下が義務のスレじゃないから、ずっと添削側に回ってたんだが。 515名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 22 51 50.62 ID KcGygea00 ≫484 すごく細かくて申し訳ないんだが、 「それ以上前に進む事は、無い。」の「無い」は意図して漢字にしてあるのかな? 一応、 無い:物の量・数がゼロである状態。 ない:前の言葉を否定する言葉。打ち消し。 というような用法だったはず。 いざ使い分けるとなると厳密な線引きが難しいけどね。 ≫514 本人次第で、どっちでもいいんじゃね? 俺個人の意見としては添削側が多い方が嬉しいんだが。 516名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 22 52 41.27 ID KcGygea00 また安価ミスだ……すまん。 ≫484→≫485 517名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 22 56 41.55 ID jX6DE31G0 ≫514 ずっと添削に回って偉そうなこと書いてるからな、俺w 自分のことは完全に棚に上げてるしw 一応、スレの最初の方に即興で書いた文章は投下してるが、 あれはイレギュラーなもんだからな。 口ばっかりで実は下手なんじゃねえの? と思われても仕方ない。 まあ、実際まだまだなんだがw 518名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 22 57 09.49 ID FjpSTHDcO 「ラジオ」 「うわぁ、出来たんだぁ!」 孫が飛ぶように走ってくる。よほど完成が待遠しかったのであろう。その笑みを見るだけで、これに費やした努力や苦労など吹き飛んでしまう。 「あぁ、聞いてみようか」 スイッチを入れる。ノイズ音しか聞えない。チャンネルを合わせて無いのだから当然なのだが、孫は残念そうにうつむいた。 「やっぱり、駄目か……」 今にも泣き出しそうな声だ。 ちょっといたずらが過ぎたかな。物作りは、気持ちを若返らせるが、どうやら戻り過ぎたらしい。 ネタばらしをするべく、笑みを浮かべながら私は言った。 「ここを、回してごらん?」 孫はハッと顔をあげ、慎重にチャンネルを回した。そこまで慎重になる必要はないが……まぁ、気持ちは解るので眺めておくだけにしよう。 やがてチャンネルが合い、ラジオからは音楽が流れ始めた――最近の音楽はこんなにもうるさいのか。 「じ、じいちゃん! 生き返った!」 その表現に思わず吹き出してしまった。子供は純粋だ。機械でさえ生き物にしてしまうのであろう。 嬉しそうにラジオを掲げる孫を見て、私は遠い日の自分を見た。そう、同じようにラジオを掲げたあの日を―― 519名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 22 58 43.71 ID FjpSTHDcO ≫511 まぁ、書いてなんぼと言うのが解ったしね。これが一つのやり方かなぁと。 520名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 22 59 34.30 ID /WbhjqS00 ≫515 何時もは無い、で書いてるんだが、 間違いだったのか。 有難う 521名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 23 00 26.35 ID FjpSTHDcO ≫517 少なくとも俺よか実力はあるはずなんで、俺は構わないっス 522名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 23 04 09.56 ID /WbhjqS00 ≫513 いいとは思うんだけど、オチ、いやこの場合は結が 微妙だなぁ、と思ったかな。 ≫518 いいんではないかな、と思うけれど、ちょっと違和感が。 ラジオから~のダッシュ。この使い方はおかしいような気がするね。 表現とかはおkだと思うし、話も面白いね 523名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 23 06 37.56 ID D0H8K//y0 「ラジオ」 人の声を心地よいと感じたのは、久し振りだった気がする。 思えば、自室にこもるようになって……はて、どれくらいだろう。 どうにもこういう生活というものは、時間の感覚が曖昧になっていけない。 だけど、番組が始まる時間だけは、正確に把握している。 思えば、時計の意味を見出したのも、これがはじめてではないか? 今日も時間がやって来た。 ノリのいい音楽と共に、軽快な口調が、ゴミだらけの部屋の中に溢れ出す。 その一時だけ、私は一人ではなくなる。 その人の声、その人のかける音楽、その人の語る話題の全てが、私の孤独を癒してくれる。 これは恋と言うものだろうか。 心が温かくなり、胸が高鳴る。少しでも長く、この人の声を聞きたい。 そんな思いは、単なるワガママではないはずだ。 私は間違いなく、この人を愛している。 彼の言葉は、間違いなく私に向けて紡がれているものと受け取るし、その笑い声は勝手に共有している。 思い上がりであろうと構わない。この恋心すらもワガママとは言わせない。 ただでさえ、両親を心配させ、自分のワガママだけで自室にこもる生活を送っている。 これ以上にワガママを言えるものだろうか? だから、これはワガママじゃなく、単なる恋に過ぎない。 私は彼を愛している。 だから──無線を使ってまで私に語りかける、彼の期待に応えなければならない。 私を救い出してくれるまで、彼は無線で語りかけてくれる。 だからずっと、私はここを出る事は無いだろう。 彼を愛しているから……彼を感じていたいから…… あくまで厨臭く。ふぅ、若本さんはいい声してる 524名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 23 08 25.90 ID M96A1DWk0 ≫522 ごめんそしてありがとう 1レスじゃオチまで持っていけなかった 525名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 23 09 03.86 ID jX6DE31G0 ≫518 今までで一番良い出来。 十分小説の体を成してる。 もちろん厳しく巧拙をつければ、良い言い回しや文章はいくらでも出てくる。 けど、最初の方から見れば随分「らしく」なってるよ。 ただ、一箇所だけ。 「費やした努力や苦労など吹き飛んでしまう。」 とあるけど、努力まで吹き飛んだら、ちょっとまずいなw さて、お前も書けと言われたんで、何か書くわ。 ちょっと添削から離れるけど、しばしご容赦を。 ってことで、何か御題下され。 526名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 23 10 49.27 ID FjpSTHDcO ≫522 ありがとう。イマイチダッシュが解らんのかもね 527名前:425&449 [] 投稿日 2007/02/11(日) 23 11 39.12 ID clNa863J0 ≫518 かなりいい出来だと思う。がんばったね。 話がいいから、とっても気に入った。 2個突っ込み。 『その笑みを見るだけで』←『その笑顔を見るだけで』 『機械でさえ生き物にしてしまうのであろう』←『機会でさえ生き物にしてしまう』 かなぁと個人的に思う。 528名前:425&449 [] 投稿日 2007/02/11(日) 23 14 49.71 ID clNa863J0 ゴメン漢字ミスうえうえwww ≫527 『機会』→『機械』 後矢印も逆だ。落ち着きがなくてゴメンorz 529名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 23 16 59.27 ID FjpSTHDcO ≫525 確かにwミスったなw でも、ありがとう 530名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 23 17 25.23 ID /WbhjqS00 ≫525 常識 531名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 23 17 56.11 ID jX6DE31G0 ≫530 おk、把握した。 532名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 23 19 01.21 ID w2Q6mLFh0 ≫523 『彼の言葉は、間違いなく私に向けて紡がれているものと受け取るし』 『彼の言葉』が主語なのに『受け取る』って続くのは変 533名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 23 19 27.72 ID FjpSTHDcO ≫527 なるほど、そっちのが微妙にしっくりくるかもね 534名前:お題「ほん」 [] 投稿日 2007/02/11(日) 23 21 07.75 ID KcGygea00 『ただいまの騒音は67ホンです』 大通りに立つ電光掲示板に、そんな文字が踊っていた。 だがそれは、外の世界の話であり、完全防音のこの図書館には車の音 も、人の声も入ってきたりはしなかった。 彼女は消音モードのテレビを見るような感覚を覚えながら、窓の外を 見下ろしていた。音もなく行き過ぎる車たちをよそに、彼女の瞳の焦点 は電光掲示板で結ばれている。 掲示板のてっぺんの時計が午後2時を指した。 彼女はそれを見届けると、司書机の下から読みかけのハードカバーを 取り出した。重厚な物語の世界へと通ずるページという名の扉を、栞と いう鍵を回して開ける。 今から午後の4時までの間、この図書館を訪れる人はほとんどいなく なる。つまり彼女はあと2時間、この静謐な空間を独り占めし、本とい う世界に没入できるという訳だ。 彼女は3年間、いつも変わらずそうやって過ごしてきた。 だが最近、その世界に侵略者が現れた。 「やーはー!」 「現れたなサボり魔王」 騒音という手下を引きつれて現れた魔王は、司書机に向かって真っ直 ぐに歩いてきた。 「ねー、何読んでんの?」 「なんでもいいでしょ。ていうか静かにしてっていつも言ってるでしょ」 「いいじゃん。どうせ誰もいないんでしょ?」 「私がいるの。いいから学校行きなって」 「へっ、本当に大事なことは、学校じゃ学べないんだぜっ」 芝居のかかった口調でそう言うと、魔王は鼻の下を人差し指でこすった。 まったく騒々しい。 嘆息しつつ、彼女は思う。 ――この子をあの掲示板の前に立たせたら、一体何ホンと出るのだろう、と。 535名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 23 22 12.98 ID VvjQASbE0 投下するから 少し待っててくれ 536名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 23 23 18.28 ID D0H8K//y0 ≫532 お、確かに。無理矢理つなげようとした結果かな。精進が足りんな。 ありがとう 537名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 23 27 29.61 ID KcGygea00 ≫513 ちょっと同じ代名詞を使いすぎかも。 具体的には最後の5行。 「そんな」が1つ、「その」が3連続で行頭に来てる。 538名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 23 29 59.35 ID /WbhjqS00 ゴメン、眼が疲れて添削できんorz 539名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 23 30 30.69 ID FjpSTHDcO ≫538 無理しなくてもいいんだぜw 540名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 23 33 03.95 ID /WbhjqS00 ≫539 でも一応眼は通してるんで、気が向いたら 添削してみます 541名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 23 33 31.09 ID KcGygea00 自己添削≫534 >感覚を覚えながら は重複表現だわ……。 ≫538 無茶するなw 542名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 23 36 02.91 ID D0H8K//y0 目よりも先に気力が尽きたっぽい。けっこう神経使うね、テーマ作文てのも。 543名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 23 37 33.25 ID /WbhjqS00 とりあえず投稿用の奴を終わらせたので眼が回復したら 添削に回ります 544名前:425&449 [] 投稿日 2007/02/11(日) 23 43 19.98 ID clNa863J0 ≫523 いい出来だが私的に違和感を感じたところを上げてみる。 『その人』が途中から『彼』に変わっている。 『この人を愛している。』以降で切り替わってるからワザトかもしてないごめん。 『正確に把握している。』 把握に『正確に』の意味がある気がするから 『正確に記憶している(憶えている)。』 のがいいかも。 『時計の意味を見出したのも、』 『時計の存在理由を見出したのも、』 時計があることは重要なのがわかったって感じが出る気がする。 『その人の声、その人のかける音楽、その人の語る話題の全てが』 の後に『この人の声を聞きたい』 とあると、音楽どこ行った感があるので音楽ははずしとくのがいいかな。 話は凄くいい出来だと思う。 多分こんな指摘するのは私だけな気がするorz 545名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 23 45 56.77 ID FjpSTHDcO まぁ疲れたなら、一旦投下は止めにして雑談や、これだけは的な心得を言ってくれるとありがたいですが 546名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 23 49 35.36 ID /WbhjqS00 ≫545 ん~なんとも言えないけどあんまり会話だけで 物語を進めていくのは綺麗とはいえないかな。 会話もその後主人公の心理描写に繋がったり 伏線になってたりするほうが綺麗かなぁ、と思う 547名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 23 49 52.01 ID D0H8K//y0 ≫544 言われてみれば、確かに。もそっと考えて書くべきだなァ…… 三行前を忘れるような書き方をしてるせいか、自分で書いたことすらさっさと忘れてしまうもんで、もっと全体を考えるべきかもしれない。 意見を貰うのは、如何なるものでも参考になるとは思う。素直に感謝しておくよ。 548名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 23 50 29.78 ID M96A1DWk0 ≫537 ありがとう 1レス分でも時間かかるね それから自覚してない間違いって時々あるね 549名前:お題『ラジオ』 [] 投稿日 2007/02/11(日) 23 54 21.35 ID 6kFwXz+e0 曲に乗り、鼻歌を歌う。 音楽は机の上にある、古びたラジオから。 私は箒を動かしながらステップを踏む。 時に静かに、時に素早く。音に乗り、リズムを刻んで。 右、右、左。左、左、右。 私が気分よく掃除をしていると、ラジオの音が急に消える。 「はれ?」 どうしたのかなー、とラジオに近づいても、ラジオは何も答えてくれない。 「えーっと」 ダイヤルを回す。何も聞こえない。 「これは?」 コンコン、と叩く。45度、という角度が大事らしい。でも、動かない。 「うーん……」 結論。 「壊れた?」 うわーん、どうしよー! お婆ちゃんから貰った大事なラジオなのにー!? 私は掃除をほっぽり出して、ラジオを抱えて部屋を飛び出す。 「ラジオのお医者さんどこー!?」 バタバタバタバタ。ドタドタドタドタ。 屋敷中を駆けずり回って、私はある部屋の前で立ち止まる。 「メイド長ー! ラジオ直してー!」 勢いよく開いた扉と同時、うるさい、と怒られた。 小気味いい音楽が、部屋中に流れる。 私はいつも通り、ラジオの曲に合わせてステップを踏む。 ラジオは、前と同じもの。ただ、電池が切れちゃっただけみたい。 でも、よかった。ラジオが壊れたんじゃなくって。本当に、よかった……。 550名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/11(日) 23 56 37.71 ID VvjQASbE0 『ゆき』 普段は穏やかな町だが、この季節になると少し騒がしくなる。 毎年恒例の地上勤務があるからだ。これは、行き先が自分で決められるのだ。 そのことについて、雪雄、雪康、雪人の3人がはなしていた。 「なぁ雪雄、地上勤務どこに行く?」 「今年はアオモリが人気らしいからそこに行こうと思う。雪康はどうする?」 「じゃあ、そこにしようかな。雪人は?」 「僕はカゴシマに行くよ。」 「えー?何でだよ。カゴシマって人気なくてここ数年誰も行ってないぜ?一緒のところに行こうよ。」 「僕は前からカゴシマに行きたかったんだよ。準備があるからもう帰るね。。」 「あいつって変わってるよな。」 「そうだな。そろそろ俺らもかえるか。地上は楽しみだな。」 『6時のニュースをお伝えします。 青森県では記録的な大雪となり、住民を困らせており、除雪作業に追われています。 一方、鹿児島県では7年ぶりに雪が降りました。公園では子どもたちが珍しい雪であそんでいました。これは鹿児島市の幼稚園でのインタビューです。』 「雪さん降ってくれてありがとう」 551名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/12(月) 00 01 27.18 ID JlQI26de0 ダッシュの使い方の話。 昔調べたきりだから曖昧だが、俺の場合、 ―― : つまり、と置き換えた時に自然に読める ――文章―― : (文章)、と置き換えた時に自然に読める という使い方だと解釈している。 軽い間は「――」、重い間は「……」みたいなニュアンスで 使ってる人が多い気もするけど。 552名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/12(月) 00 02 18.76 ID FBhWon9O0 ≫550です。前のテーマだけど、添削、感想などお願い。 553名前:425&449&544 [] 投稿日 2007/02/12(月) 00 04 29.43 ID vuvTGQh50 ≫547 感謝してもらって助かります。ありがとう。 ≫534 『午後2時』『午後の4時』 とりあえず、統一して書いた方がいい。 芝居のかかった口調→芝居がかった口調 かな。 554名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/12(月) 00 04 46.11 ID 6xHnFApI0 ≫549 ゴメン、これは悪いけれど何が言いたいか分からない ただ話を進めてメイドさんがおっちょこちょいということ 位しか 文章は悪くないと思う。 ≫550 先ず、感嘆符、疑問符の後の文は一マス空ける事 これは小説の基本だから守らないと駄目。 で、話としては面白いと思う。こういう風な書き方もあるんだなぁ というのが正直な感想で感心してる。 これは俺の主観だけれど、あんまり地域を特定してしまうのは どうかなぁ、と思うけれど、まぁそれは話の流れからして 仕方ないかなとも思う 555名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/12(月) 00 07 21.80 ID uQ9Q+B/9O 日付変わりましたが、1です。 ≫551 なる、サンクス 556名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/12(月) 00 08 21.09 ID RrAnWVpS0 ≫554 うん。違いない。 実際、何も考えず、軽いノリで書いただけだしなぁ。 書いた本人も、この文章通じて言いたいことなんて何もないw あえて言うなら、電池切れか否かくらいは確認しとけ? 557名前:愛のVIP戦士 [] 投稿日 2007/02/12(月) 00 10 39.37 ID FBhWon9O0 ≫554 小説とか書くのが初めてだったもので基本的な事も知りませんでした。指摘ありがとう。 感心してもらえたなんて、感激です。 <小説3へ|小説の書き方TOP|小説5へ>
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リレー小説ルール 参加方法 小説を書く場合 最も基本になるだろう参加方法ですね。 でも解説するほどのことはありません。 前の話を受けて続きを書く、それだけなのです。 新しいキャラクターを登場させたい場合 別企画UCA黒歴史ノートに、自分のキャラクターのプロフィールを登録しましょう。 何人作ったって構いません。 どんどんやったってください。 新しくストーリーを始めたい場合 これもどんどんやってみた方が面白いと思います。 正直、あんまり「これ禁止」っていうルールは作らないつもりです。 なので、新しいシリーズの1話を作る時は、なんか1話リンク的なものがもしかしたら出来るかもしれないんでそこに作ったってください。 管理者システム 簡単に言えば、1リレー小説ごとに「ゲームマスター」を付けますよー、って事。 そのリレー小説についての個別ルール、「テーブルルール」を決める権限を持ちます。 基本的にはその話を立ち上げた人が担当。 シリーズの所に分かるように書いておきましょう。 シリーズ第一弾! ファジタニアの世界樹 シリーズ第二弾! ファジタニアの世界樹 外伝 シリーズ第三弾! 蜂谷さんの世界樹 シリーズ(?)第四弾! 銀河のメサイア ひとりだけでやってるととてもはずかしいので だれかちょっとやってみてください 名前 コメント
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邪ミーさんの所の名付きのお一人 雑談に参加して数日後、主である邪ミーさんと語り合い意気投合 小ちゃん、みーちゃんと呼び合うように 聖杯戦争ではバーサーカーで参戦! 理性はあるし基本能力も高めだし戦いたくない! ただし攻撃方法は基本ブン殴るしかない 最近銃を手に入れてるけど気休め程度か 現在は他二名と同盟中 お茶会後の奇襲においてNULLさんとアサシンとして召喚されたカレンさんと衝突。 NULLさんのスキルによる宝具突破とアサシンカレンさんの毒による足止めで接近できず苦戦するも 大蛇に変化して飲み込まれたのを利用し、避けようのない内側から狼化によって食い破り、 そのままNULLさんの右腕と両足を食いちぎって勝利。 現在マスターの行方を捜して飛び回っている 【CLASS】バーサーカー 【マスター】ロベルタ 【真名】小説家 【性別】男性 【身長・体重】198cm・67kg 【属性】混沌・中庸 【ステータス】筋力C 耐久B 敏捷C+ 魔力B 幸運A- 宝具A++ 【クラス別スキル】 狂化:A- 全パラメーターを2ランクアップさせるが、マスターの制御さえ不可能になる。 しかし、宝具によってこのスキルは発動しない 【固有スキル】 自己改造:C 自身の肉体に、まったく別の肉体を付属・融合させる適性。 このランクが上がればあがる程、正純の英雄から遠ざかっていく。 単独行動:B マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。 ランクBならば、マスターを失っても二日間現界可能。 直感:C 戦闘時、つねに自身にとって最適な展開を”感じ取る”能力。 敵の攻撃を初見でもある程度は予見することができる。 【宝具】 『結末を望む大顎の人狼(バタリオン ヴェアヴォルフ)』 ランク:B+ 種別:変身宝具 レンジ:── 最大捕捉:── 自身の体を狼男へと変身させる宝具。 伝承にある通り、その体は銀の武器でなければ傷つけることができず、また ステータスも下の通り変化する。 筋力A 耐久B 敏捷A 魔力E 幸運E この宝具による変身能力によって、バーサーカーは狂化していない。 『創られた世界の狂想曲(スーダリオン フォンタスル クリエイ)』 ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:── 最大捕捉:── 【結末を望む大顎の人狼】を封印することによって発動する宝具。 発動すれば、バーサーカーはスキルを全て失ってしまう代わりに、 限定的な未来視と因果律操作能力を得る。 聖杯戦争中の出来事で有ればこのサーヴァントはどんな些細な事だろうと 予知し、その未来を自分が見たいように変更することができる。 ただし、未来変更には時間がかかり、またその間はバーサーカーは無防備になるため、 リスクも高い宝具である。 基本わいわいやるのが好きな人 衝動的な面が強い(Gにアイスピックぶっ刺したりいきなり短編書き出したり) 根はSだが押されると弱いぞ!by本人
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幻想小説作家 108 名前:水先案名無い人 :2005/12/03(土) 09 13 42 ID 0N+wy+990 幻想小説作家 入場!! 三つの瓶に手記が入っていた!! 更なる研鑚を積み人間レコードが甦った!!! ブゥゥゥーーーンンンーーーンン……!! 夢野久作だァ――――!!! アメリカ童話はすでに我々が完成している!! オズの魔法使いシリーズ フランク・ボームだァ――――!!! タンスに入りしだいナルニアに行きまくってやる!! クリスチャン代表 C.S.ルイスだァッ!!! 将来へのぼんやりした不安なら服毒自殺がものを言う!! 鼻 地獄変 芥川龍之介!!! 真のトンデモ犯人を知らしめたい!! エドガー・アラン・ポーだァ!!! ペンネームは↑のパロディだがエログロナンセンスならオレの独壇場だ!! 愛すべきB級!!! 江戸川乱歩だ!!! 言語体系は完璧だ!! 指輪物語 J.R.R.トールキン!!!! 全タイムトラベルの原点は私の中にある!! SFの神様が来たッ H・G・ウェルズ!!! SFなら絶対に敗けん!! 文科系のSF見せたる 日本SF御三家の一人 小松左京だ!!! アウトサイダー・アート(なんでもあり)ならこいつが怖い!! 非現実の王国のピュア・クリエイター ヘンリー・ダーガーだ!!! フランスからSFの元祖が上陸だ!! 海底二万リーグ ジューヌ・ヴェルヌ!!! ルールの無い殺戮がしたいから豚がベルゼバブ(蝿の王)になったのだ!! 子供の漂流モノを見せてやる!!ウィリアム・ゴールディング!!! めい土の土産に作品を燃やしてくれとはよく言ったもの!! サラリーマンの創作が今 実戦でバクハツする!! ドイツの文化を持ったチェコ生まれのユダヤ人 フランツ・カフカ先生だ―――!!! ロシアこそが文学最強の代名詞だ!! まさかこの男がきてくれるとはッッ プーシキン!!! 空を飛びたいからここまできたッ のちの消息一切不明!!!! Le Peti Prince(星の王子様)のヒコーキ野郎 サン=テグジュペリだ!!! ムーミンたちはトントではないペイッコなのだ!! 御存知フィンランド トーベ・ヤンソン!!! 児童殺人の本場は今や絵本にある!! オレを困らせるうろんな客はいないのか!! エドワード・ゴーリーだ!!! 短編多ォォォォォォォいッ説明不要!! エヌ氏!!! S製薬!!! ショートショート 星新一だ!!! 古典は今読んでも面白くてナンボのモン!!! 超実戦カニバリズム!! 本家日本から上田秋成の登場だ!!! 芥川賞はオレのもの 邪魔するやつは思いきり懇願し思いきり懇願するだけ!! 私小説家統一王者 太宰治 息子を喜ばせるために書いたッ!! くまのプーさん A.A.ミルン!!! 虚構世界に更なる磨きをかけ ”さかしま”シャルル・ユイスマンが帰ってきたァ!!! 今の自分の小説に終わりはないッッ!! ダブリン市民 ジェイムズ・ジョイス!!! 修道院の秘密が今ベールを脱ぐ!! イタリアから ウンベルト・エーコだ!!! 女の子の前でならオレはいつでも全盛期だ!! 数学講師にして聖職者 チャールズ・ラトウィッジ・ドジスン 本名で登場だ!!! 「クラムボンの笑った理由はどーしたッ」「知らない」 アメニモ、カゼニモ 未だ負ケズッ!! 温室効果も法華経も思いのまま!! 宮沢賢治だ!!! 特に理由はないッ シュルレアリスムに魅かれるのは当たりまえ!! 親父にはないしょだ!!! 児童文学の大家! ミヒャエル・エンデがきてくれた―――!!! 夢をテープに吹き込んだ実戦アイデア!! 医学教育を受けた小説家 安部公房だ!!! 生理的嫌悪感だったらこの人を外せない!! エログロSF小説家 筒井康隆だ!!! 超珍しい超奇妙な生物だ!! 生で拝んでオドロキやがれッ ハイアイアイの鼻行類!! ハラルト・シュテンプケ!!! 近代小説はこの男が完成させた!! スペイン文学の切り札!! ミゲル・デ・セルバンテスだ!!! 古き平安文学が帰ってきたッ どこへ行っていたンだッ もののあはれッッ 俺達は君を待っていたッッッ紫式部の登場だ――――――――ッ 加えて負傷者発生に備え名状し難いリザーバーを4名御用意致しました! 夜鳥 モーリス・ルベル!! 草迷宮 泉鏡花!! 一千一秒物語!稲垣足穂! ……ッッ どーやらもう一名は到着が冒涜的に遅れているようですが…… 窓に! 窓に! 莫迦め、 111は死んだわ! 関連レス 113 名前:水先案名無い人 :2005/12/03(土) 09 47 39 ID Yv8JXfTG0 ドジスン先生――ッ! まぁ本名で入場するなら、彼が適任だがw 108-111とリザーバーの最後一名に、ぬこ様献上。 114 名前:111 :2005/12/03(土) 10 51 27 ID 0N+wy+990 スマン、なんか曖昧で偏った選び方だった。 ウェルズ・ヴェルヌ・ハナアルキの人・式部あたりは ちょっと微妙な人選っぽい。 候補 ボルヘス・カミュ・コンラッド・魯迅・渋澤・瀧口・スイフト・ オーウェル・ザミャーチン・ハクスリー・メーテルリンク・ サド・フーリエ・ブルトン・アントー・バタイユ・柳田国男・ バラード・虫太郎...etc コメント 名前